アルコール関連障害とアルコール依存症

1997年　特別号

アルコール関連障害とアルコール依存症

（品切れ）

	標題	トップオーサー	頁数
	序文	林田　基	1
A	序論
I	アルコールに関する歴史的事項－人類とアルコール－	高須俊明	5
II	アルコールに関連する臨床的諸概念とその整理－アルコール関連障害（alcohol-related disability)アルコホリズム-	林田　基	7
B	アルコールの腸管よりの吸収，体内分布，代謝，排泄
I	アルコールの腸管よりの吸収	飴野　清	11
II	アルコールの体内分布と排泄	高須俊明	16
III	アルコールの代謝概論	市川佳幸	22
IV	アルコール代謝関連酵素の分子生物学（DNA構造，蛋白構造，アイソザイム，酵素活性調節因子)
1	アルコール脱水素酵素（ADH)	原田勝二	28
2	アルデヒド脱水素酵素（ALDH)	原田勝二	35
3	ミクロソームのエタノール酸化酵素系（シトクロムP－450)	市川佳幸	40
C	アルコールの薬理学と中毒学
I	細胞内情報伝達系への作用	八田愼一	49
II	フリーラジカルNO系への作用	竹井謙之	55
III	アルコールのサイトカイン系への作用	佐藤信紘	60
IV	酵素誘導作用	中西頴央	65
V	各種器官への障害作用と障害の成立機序
1	神経系－アルコールによる慢性障害作用と障害の成立機序－	高須俊明	71
2	アルコール性肝障害発症，進展の機序	横山裕一	76
3	アルコール性膵炎の病理形態像と発生機序	諸星利男	82
4	血管	高木繁治	87
5	免疫系に及ぼすアルコール摂取の影響とその要因の検討	石丸博明	92
6	性腺	簑和田滋	98
VI	肝循環への作用	竹井謙之	101
VII	アルコール感受性の個体差	溝井泰彦	106
VIII	フラッシングとADH2,ALDH2遺伝子型	竹下達也	111
D	急性アルコール中毒	高須俊明	119
Ｅ	アルコール関連身体疾患
I	臓器障害
1	中枢神経系疾患	柴田興一	127
2	脳血管障害	高木繁治	132
3	ニューロバチー,ミオパチー	神宝知行	137
4	心疾患-心筋症,冠動脈疾患,不整脈など-	飯田啓治	141
5	消化管疾患	金子榮藏	148
6	肝障害	谷川久一	153
7	膵疾患	近藤孝晴	158
8	造血器疾患	藤岡成徳	164
9	剖検例よりみた臓器障害-特に重症型アルコール性肝炎の剖検例を中心に肝と主要臓器との相関-	打越敏之	171
II	代謝異常症
1	アルコールによる糖代謝異常	鈴木晟時	180
2	脂質代謝異常	中村治雄	187
3	アルコール依存症におけるアミノ酸代謝－芳香族アミノ酸，分枝鎖アミノ酸の異常について一	齋藤利和	193
4	尿酸代謝異常	山中　寿	200
III	ビタミン代謝異常	橋詰直孝	205
IV	水・電解質異常と酸・塩基平衡障害	清水倉一	210
V	カルシウム・リン酸・マグネシウム異常	辻　元宏	220
VI	微量金属代謝異常	向坂彰太郎	226
VII	血液凝固・線溶系異常	須見洋行	233
VIII	アルコールの内分泌機能に及ぼす影響	石井邦英	240
IX	性機能異常（男性)	簑和田滋	245
X	性機能異常（女性)	石　明寛	248
XI	高血圧	清原　裕	254
XII	飲酒の生化学的マーカー	岡村幸重	260
F	アルコール関連精神障害
I	概論	鈴木康夫	269
II	知能・記憶・認知機能検査法	飯田英晴	277
III	アルコール依存症の事象関連電位異常	大田裕一	283
IV	MRI画像からみたアルコール過飲者の脳障害－特に前頭萎縮と基底核自質病変について－	苗村芳郎	288
V	アルコール幻覚症	洲脇　寛	299
VI	病的酪酎	洲脇　寛	303
VII	アルコール嫉妬妄想	洲脇　寛	307
VIII	アルコール性痴呆－神経心理学的類型－	鹿島晴雄	311
IX	コルサコフ症候群	加藤元一郎	319
G	アルコール依存症
I	アルコール依存症アルコール離脱症候群概論－概念と症候論－	佐野秀典	329
II	アルコール依存症の成因論
1	遺伝的背景	高野善博	334
2	アルコール代謝酵素遺伝子（主にADH)との関連	松下幸生	339
3	アルコール代謝酵素（主にALDH)遺伝子との関連	原田勝二	346
4	中枢神経レセプタ遺伝子との関連	高野善博	351
5	発生要因－性格因子，環境因子－	秋山弘之	357
III	臨床的事項
1	前頭葉・側頭葉機能障害	三ッ汐洋	366
2	睡眠障害を伴うアルコール依存症	菱川泰夫	372
3	抑うつ状態，躁状態を伴うアルコール依存症	中村　純	378
4	Subacute encephalopathy with seizuresin alcoholics	吉野相英	383
5	摂食障害を伴うアルコール依存症	高木洲一郎	388
6	アルコール退薬の臨床－退薬症状群，遷延性退薬徴候，後遺障害－	小宮山徳太郎	393
7	アルコール症の画像診断－MRIとSPECT所見－	菅原純哉	406
IV	治療法
1	アルコール依存症の入院治療	林田　基	417
2	専門外来治療－離脱治療，リハビリテーション－	小杉好弘	422
3	行動療法	白倉克之	427
4	内科医，アルコール専門医の連携による飲酒問題への対処法	猪野亜朗	437
V	スクリーニング法，早期発見法	作田　勉	443
VI	予防法	作田　勉	454
VII	アルコール症の予後	加藤元一郎	460
VIII	アルコール依存症の生物学的背景－神経系における生化学的変容－
1	アルコール依存と神経細胞膜機能	大熊誠太郎	466
2	アルコール依存と神経伝達物質受容体	大熊誠太郎	473
3	細胞内情報伝達系	齋藤利和	479
IX	アルコール依存症における副腎皮質機能－形態的変化からの検討－	白尾一正	484
X	アルコール離脱期におけるカテコールアミン，セロトニン代謝の変容	内村直尚	488
XI	アルコール依存症の実験動物モデル	鈴木　勉	494
Ｈ	アルコールに関する免疫的，社会学的事項
1	概論的事項	斎藤慈子	503
2	我が国におけるアルコール消費量の年次的推移－諸外国との比較－	村松太郎	512
3	飲酒習慣と死亡率	上島弘嗣	517
4	未成年者の飲酒実態	鈴木健二	522
5	若年者における飲酒行動	大本美彌子	527
6	女性の飲酒行動	比嘉康宏	534
7	高齢者における飲酒行動	清水新二	541
8	アルコールと家族問題	飯塚　浩	546
9	アルコール依存症における夫婦関係とその治療	鈴木康夫	551
10	アルコールと犯罪	影山任佐	559
11	アルコール摂取対策
1)	行政面での対策	岩﨑康孝	566
2)	企業におけるアルコール摂取対策	塚本浩二	571
3)	地域，家庭における対策	角田　透	577
12	エタノールバッチテストの意義	樋口　進	582
13	CAGE，AUDITによる問題飲酒の早期発見	廣　尚典	589
Ⅰ	その他の事項
I	主要内科疾患におけるアルコール摂取の問題	松本道長	597
II	アルコールとウイルス性肝炎，肝癌	吉原治正	604
III	アルコール性脳萎縮の可逆性	榎田雅夫	609
IV	アルコールによる先天異常	田中晴美	614
V	アルコールと薬物との相互作用	野村文夫	619
VI	諸外国におけるアルコール医療の実態	林田　基	624
VII	アルコールの発癌性	横山　顕	629
VIII	適正飲酒	村松太郎	635
IX	大酒家と急死－大酒家突然死症候群の提唱－	扛　岳文	639
X	アルコール性痴呆の生物学的背景	辻　元宏	643
XI	我が国における自助グループ－断酒会とAAの発展の経過－	藤田さかえ	649
XII	プレアルコホリックとその治療	久冨暢子	654
XIII	アルコール濃度の測定法	中村智恵美	659
XIV	アルコール代謝関連酵素－検査法－
1	アルコール代謝の酵素的メカニズム研究のためのアルコール代謝酵素の活性測定法	長谷場健	665
2	遺伝子構造解析法	松尾義則	674
	付録
I	アルコール飲料のエネルギー，アルコール含有量一覧	宮下　実	683
II	精神保健福祉センターー覧		685
III	断酒会一覧		687
IV	AA全国連絡先一覧		688

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