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2011年 増刊号

メタボリックシンドローム(第2版)
−基礎・臨床の最新知見−

 

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  序 文 中尾 一和 1
T. 総 論    
1. メタボリックシンドロームの概念とその変遷 松澤 佑次 15
2. メタボリックシンドロームの基礎研究の推移と今後の展望 春日 雅人 20
3. メタボリックドミノ進展におけるミトコンドリア異常の病態生理的意義 脇野  修 26
U. 疫 学    
1. 国民健康・栄養調査,健康日本21からみた我が国におけるメタボリックシンドロームの趨勢 門田  文 35
2. 我が国におけるメタボリックシンドロームの疫学―有病率・予後・性差など 磯  博康 40
3. コホート研究から得られたメタボリックシンドロームに関する知見    
1) Framingham Study 高橋 敦彦 47
2) 端野・壮瞥町研究 斎藤 重幸 58
3) 久山町研究 清原  裕 63
4) 都市部一般住民を対象としたメタボリックシンドロームの実態―吹田研究 小久保喜弘 68
5) 都市部一般住民における腹囲と心血管病発症との関係―吹田研究 古川 曜子 77
6) MONK研究とCASE-J試験 上嶋 健治 83
7) IDEA2007,Kuopio Study 稲山 貴代 88
8) 疫学研究からみた糖尿病とメタボリックシンドロームとの関係 曽根 博仁 93
V. 成因と病態生理    
1. エネルギー代謝と調節機構    
1) 摂食調節機構概論    
a. 摂食亢進系の調節因子とその役割 小木曽和磨 103
b. 摂食抑制系の調節因子とその役割 清水 弘行 109
c. 消化管と視床下部との摂食シグナルのクロストーク 椎屋 智美 115
2) レプチン−AMPキナーゼ経路による食欲・摂食調節とレプチン抵抗性の意義 海老原 健 121
3) グレリン,ガラニン,ネスファチンによる食欲・摂食調節 伊達  紫 127
4) メタボリックシンドロームにおけるエネルギーバランス破綻のメカニズム 戸田 知得 133
2. メタボリックシンドローム発症基盤としてのインスリン抵抗性    
1) インスリン作用発現とその制御機構 薄井  勲 138
2) インスリン抵抗性発現にかかわる因子    
a. インスリン受容体および受容体基質の異常 突田 壮平 145
b. インスリン受容体以降のインスリン情報伝達経路の異常 折目 和基 150
c. アディポサイトカインの発現異常 山内 敏正 157
d. 脂肪毒性 海老原 健 165
e. 酸化ストレスと小胞体ストレス 金藤 秀明 171
3) 臓器別インスリン抵抗性とその病態生理学的意義    
a. 骨格筋におけるインスリン抵抗性 大野 晴也 176
b. 肝臓におけるインスリン抵抗性 阿部  恵 180
c. 脂肪細胞におけるインスリン抵抗性 福田 尚文 185
d. 中枢インスリンの多様な機能と抵抗性 中田 正範 190
e. 血管・その他臓器のインスリン抵抗性 上竹勇三郎 197
3. メタボリックシンドローム発症基盤としての脂肪細胞機能異常    
1) 脂肪細胞のライフサイクルとその制御因子 後藤  剛 201
2) 脂肪細胞分化・増殖の制御機構とその破綻 阪上  浩 206
3) 体内脂肪分布の異常 徳永 勝人 211
4) 肥満脂肪細胞における11β-HSD1活性の増大 益崎 裕章 216
5) アディポサイトカインとその役割    
a. アディポネクチン、レプチン、アディプシン 福原 淳範 221
b. レジスチン,TNF-α,PAI-1 本島 寛之 225
c. ケマリン、レチノール結合タンパク(RBP4)、バスピン 和田  淳 231
d. その他のアディポサイトカイン 木原 進士 237
6) 脂肪細胞の分化・増殖にかかわる転写因子    
a. 転写因子SREBPとプロテアーゼによるプロセッシングとコレステロールフィードバック制御機構 酒井 寿郎 241
b. PPARファミリー,C/EBPファミリー,FoxOファミリー 北村 忠弘 259
c. Kru‥ppel-like family of transcription factor 5(KLF5) 大石由美子 264
d. 脂肪細胞におけるTFAP2BとWnt5Bの役割 卯木  智 269
e. その他の転写因子(ChREBPほか)とその役割 飯塚 勝美 275
4. メタボリックシンドロームの発症基盤としての慢性炎症性変化    
1) 脂肪組織リモデリングの分子機構 津田 直人 279
2) 肥満病態における脂肪組織内慢性炎症とAngptl2 門松  毅 285
3) 肝細胞の炎症性変化によるインスリン抵抗性発現のメカニズム 細岡 哲也 290
5. メタボリックシンドローム発症にかかわる血管内皮細胞機能異常 辻  信介 295
6. メタボリックシンドローム発症にかかわるレニン・アンジオテンシン系 堀内 正嗣 301
7. メタボリックシンドローム発症にかかわるその他の液性および神経性因子    
1) インクレチン 山田祐一郎 309
2) ペリリピン 三好 秀明 314
3) Angptlファミリー 宮田 敬士 319
4) アクアポリンアディポース 前田 法一 325
5) 内因性カンナビノイド系 結城 幸一 331
6) FGF21 小西 守周 336
7) 交感神経系 荒井 宏司 341
8) アドレノメデュリン 荒井 宏司 346
8. メタボリックシンドローム発症にかかわる遺伝子異常 後藤田貴也 351
9. メタボリックシンドローム関連モデル動物 安井菜穂美 358
W. 病 態    
1. メタボリックシンドロームの臨床像とその分子基盤 細田 公則 367
2. メタボリックシンドロームに起因もしくは関連する病態とその管理    
1) 高血圧 神出  計 373
2) 動脈硬化症 上村 史朗 378
3) 脂質異常症 横出 正之 384
4) 糖尿病・耐糖能異常 中神 朋子 388
5) 肥 満 宮崎  滋 394
6) 血栓形成傾向 後藤 信哉 402
7) NASH (非アルコール性脂肪肝炎)・NAFLD (非アルコール性脂肪性肝疾患) 麻植 啓輔 406
8) 慢性腎臓病 片山 晶博 410
9) 高尿酸血症・痛風 疋田 美穂 416
10) うつ病 山田 伸子 421
11) 骨粗鬆症 竹田  秀 426
12) 睡眠障害 陳  和夫 432
13) 発癌 筆宝 義隆 438
X. 検査・診断    
1. 日本のメタボリックシンドロームの診断基準とその特徴 宮崎  滋 447
2. メタボリックシンドロームの病態診断    
1) 内臓脂肪型肥満の診断法    
a. 腹囲測定法 中村  正 455
b. CT・MRIによる内臓脂肪量測定法 善積  透 460
c. 腹部超音波法,DEXA法による内臓脂肪量測定法 大西俊一郎 466
d. 腹部生体インピーダンス法による内臓脂肪量測定法 宮脇 尚志 470
2) インスリン抵抗性の評価法    
a. 高インスリン正常血糖クランプ法,SSPG法,ミニマルモデル法 槇野 久士 473
b. インスリン静注負荷法 田中 永昭 478
c. HOMA-R法 藤倉 純二 483
3) 動脈硬化度の評価法    
a. PWV・CAVI 松本(原田)早苗 487
b. 頸動脈エコーによるIMT(内膜中膜複合体肥厚度)の測定 三田 智也 492
c. 血管内超音波および血管内視鏡 上田 恭敬 496
4) メタボリックシンドロームの臨床マーカー―病態における意義―    
a. 高感度CRP 吉田 雅幸 503
b. レプチン、高分子量アディポネクチン 浅原(佐藤)哲子 507
c. 尿中微量アルブミン 向山 政志 512
Y. 予防・管理・治療    
1. メタボリックシンドロームにおける予防・治療の基本的な考え方 島本 和明 521
2. ライフスタイルへの介入によるメタボリックシンドロームの予防と治療    
1) 食事療法    
a. メタボリックシンドロームにおける食事療法の基本的な考え方とその実際 葛城  功 525
b. メタボリックシンドロームにおけるサプリメント(機能性食品),フォーミュラ食の有用性 井上 郁夫 530
2) 運動療法    
a. メタボリックシンドロームの肥満者に対する運動療法 田中喜代次 538
b. メタボリックシンドロームにおける運動療法の実際と注意点 江川 達郎 544
c. 運動療法によるメタボリックシンドローム発症予防効果のエビデンス 江崎  治 551
3) メタボリックシンドロームにおける行動療法の意義と治療の実際 加隈 哲也 556
4) メタボリックシンドロームにおける禁煙の重要性と禁煙支援 高橋 裕子 561
3. メタボリックシンドロームの薬物療法    
1) メタボリックシンドロームにおける薬物療法の基本的な考え方 片山 茂裕 566
2) 高血圧が主体のメタボリックシンドロームの薬物療法    
a. 降圧薬治療の基本的な考え方 荻原 俊男 571
b. ARB,ACE阻害薬 矢野裕一朗 576
c. 長時間作用型Ca拮抗薬 石田 明夫 582
d. α遮断薬 藤田 孝之 587
e. アルドステロン拮抗薬,レニン阻害薬 田村 尚久 592
f. ARB介入試験による高血圧発症・進展制御のエビデンス 重松 裕二 597
3) 脂質代謝異常が主体のメタボリックシンドロームの薬物療法    
a. 脂質代謝異常症治療薬選択の基本的な考え方 真下 大和 601
b. スタチン系薬 小林 淳二 609
c. フィブラート系薬 多田 紀夫 614
d. 脂質異常症に対する我が国におけるスタチン・フィブラート介入試験のエビデンス 原  眞純 621
4) 糖尿病が主体のメタボリックシンドロームの薬物療法    
a. 糖尿病治療薬選択の基本的な考え方 蛭川 英典 626
b. ビグアナイド系薬 高橋 友乃 632
c. チアゾリジン系薬 細田 公則 636
d. α-グルコシダーゼ阻害薬 堀川 幸男 641
e. SU薬,グリニド系薬 工藤 杏子 645
f. DPP-4阻害薬,GLP-1受容体作動薬 浜崎 暁洋 654
g. 糖尿発症予防のα-グルコシダーゼ阻害薬介入試験のエビデンス:本邦におけるボグリボース試験を中心に 河盛 隆造 663
h. 糖尿病患者に対するピオグリタゾン介入試験による心血管疾患発症・進展抑制,動脈硬化進展抑制のエビデンス:PROactive,PERISCOPEを中心に 河盛 隆造 671
5) 肥満が主体のメタボリックシンドロームの薬物療法    
a. シブトラミン 永山 大二 678
b. マジンドール 森   豊 683
c. 新規抗肥満薬の開発動向 藤本 昌紀 687
4. 治療法開発の今後の展望    
1) 食行動・エネルギー代謝調節機構からみた肥満症治療の展望 吉松 博信 692
2) シグナル伝達分子を標的とした治療の展望 植木浩二郎 700
3) アディポサイトカインを標的とした治療の展望(レプチン,アミリン) 日下部 徹 705
4) 細胞内グルココルチコイド活性化酵素を標的とした治療の展望 益崎 裕章 711
5) メタボリックシンドロームの遺伝子治療,再生医療の展望 園山 拓洋 716
Z. 特定健診・特定保健指導    
1. 特定健診・特定保健指導の現状と今後の課題 津下 一代 723
2. 企業健保における特定健診・特定保健指導の取組み―企業との連携 岡田 邦夫 729
3. 医療機関・健診機関における特定健診・特定保健指導の取組みとその成果 渋谷 克彦 733
4. 特定健診・特定保健指導の費用対効果 川渕 孝一 737
[. 小児におけるメタボリックシンドローム    
1. 日本人小児におけるメタボリックシンドローム・肥満の疫学と診断基準 大関 武彦 745
2. 小児におけるメタボリックシンドロームへの対応のポイント 児玉 浩子 752
3. 小児におけるメタボリックシンドロームと子宮内環境 佐川 典正 758
\. 特 論    
1. アディポミクスの現状と今後の展望 船橋  徹 767
2. オートファジーの制御機構と代謝生理学的役割 渡邉 貴子 775
3. SOCS3によるレプチンおよびインスリンシグナルの制御 吉村 昭彦 782
4. メタボリックシンドローム改善転写因子:TFE3(transcription factor E3) 中川  嘉 790


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