日本臨牀80巻・第3号(通巻第1210号)
炎症性腸疾患update
-診断・治療の最新知見-
巻頭言:企画にあたって 久松 理一    368
カラー図説:腸管免疫を標的としたIBD分子標的治療薬の開発 久松 理一    370
I.総 論
 1. 炎症性腸疾患の定義・疫学 松岡 克善    373
 2. 炎症性腸疾患の病態総論(遺伝的素因、環境因子、免疫異常) 萩原 裕也    377
U. 炎症性腸疾患における基礎研究の進歩
 1. Single cell analysisを用いた炎症性腸疾患病態研究の進歩 角田 潤哉    384
 2. 腸管上皮オルガノイドを用いたIBD病態研究の進歩 南木 康作    391
 3. 潰瘍性大腸炎における抗インテグリンαvβ6抗体の同定 纉c  威    396
V. 診断とモニタリングの進歩
 1. 新しい疾患活動性マーカー(便カルプロテクチンとLRG) 新崎信一郎    403
 2. クローン病に対するcross-sectional imaging(CTE/MRE/超音波検査) 竹中 健人    408
 3.Ggold standardとしてのileocolonoscopyの重要性 渡辺 憲治    413
 4. 小腸バルーン内視鏡とカプセル内視鏡の進歩 山嶋 友実    420
W. 炎症性腸疾患の治療
 1.炎症性腸疾患の治療 齋藤 大祐    427
 2.薬物治療
  (1)5-ASA製剤 藤井 俊光    433
  (2)ステロイド治療 福井 寿朗    439
  (3)チオプリン製剤とカルシニューリン阻害薬 角田 洋一    444
  (4)炎症性サイトカインを標的とした分子標的治療(抗TNF抗体、抗IL-12/23) 安藤  朗    449
  (5)炎症性腸疾患に対する接着分子を標的とした分子標的治療 三好  潤    455
  (6)ヤヌスキナーゼ阻害薬 秋山慎太郎    461
 3. 血球成分除去療法 杉本  健    465
 4. 炎症性腸疾患の外科治療の最新動向 内野  基    470
 5. 炎症性腸疾患のマネージメント -Special situation-
  (1)妊娠・出産・授乳中のマネージメント 平岡佐規子    475
  (2)高齢患者・高齢発症患者のマネージメント 穂刈 量太    481
  (3)小児から成人への移行期治療 清水 俊明    487
  (4)COVID-19感染拡大下におけるIBD診療 林  優希    492
 6. 合併症の診断とマネージメント
  (1)静脈血栓塞栓症 安藤 勝祥    499
  (2)脊椎関節炎 猿田 雅之    504
  (3)IBDにおける皮膚疾患 松浦  稔    510
V.特 論
 1. 患者中心の治療の実践 -PRO重視の考え方- 山崎  大    515
 2.治療目標としての組織学的治癒 小林  拓    520
 3.新規治療薬の開発状況 坂田 資尚    524
 4.炎症性腸疾患における再生医療の現状と展望 岡本 隆一    529  
以 上