日本臨牀　74巻2号（通巻第1092号）
救命救急医療update−救急医療の新たな時代−
☆カラー図説：ドクターヘリによる病院前救急診療	小林　誠人　182
I．総　論
1．変貌する救命救急医療の現状と将来像 　　〜救急医療に与る医療資源の逼迫に鑑みて〜	有賀　　徹　187
2．救急医療における医療安全	溝端　康光　197
3．救急医療とかかりつけ医，在宅医療との関わり	東　　一成　203
II．救急医療
1．救急医療と総合診療
（1）専門医・かかりつけ医との連携	井村　　洋　217
（2）日本プライマリ・ケア連合学会認定家庭医療専門医と救急医療	横林　賢一　221
2．集中治療の実際
（1）多発外傷患者の集中治療の優先順位	今　　明秀　225
（2）熱傷	新井　隆男　231
（3）中毒--解毒剤update	清田　和也　236
（4）危険ドラッグ	上條　吉人　241
（5）重症感染症	松田　直之　245
（6）新興感染症−エボラ出血熱・デング熱−	大曲　貴夫　252
（7）抗DIC療法	八幡真由子　257
（8）心肺蘇生と心停止後脳障害	櫻井　　淳　262
（9）妊産婦の救急診療	兵藤　博信　267
（10）小児科の救急医療	長田　浩平　274
（11）ARDS （急性呼吸促迫症候群）の新たな治療戦略	吉田　健史　279
（12）PCPS（経皮的心肺補助）とECMO（体外式膜型人工肺）	前川　邦彦　285
3．災害医学における役割
（1）災害医療における救急医学の現状	森川健太郎　291
（2）新たな災害医療の展開と病院船	加藤聡一郎　298
4．病院前医療への関わり
（1）診療前の緊急度判断システム 　　　（救急相談センター7119，JTASなど）	石川　秀樹　303
（2）病院前救急医療とメディカルコントロール体制	田邉　晴山　314
5．精神科救急への関与
（1）自殺未遂者ケア	橋本　　聡　319
（2）PEEC（psychiatric evaluation in emergency care）	東岡　宏明　325
III．特　論
1．JTCR（日本外傷診療研究機構）とJTDB（日本外傷データバンク）	横田順一朗　329
2．JRC（日本蘇生協議会）ガイドライン2015に向けて	岡田　和夫　337
3．多死社会における救命救急センターの役割
（1）救急・集中治療の終末期　3学会合同ガイドライン	横田　裕行　345
（2）地域二次医療機関との機能分化−理想的なモデルを目指して−	三宅　康史　352
綜説シリーズ−現代医学の焦点（400）
ミスフォールドタンパク質/主要組織適合抗原複合体と自己免疫疾患	荒瀬　規子　359